「一石二鳥」という四字熟語をご存じですか?
今回はこの言葉について解説したいと思います。
すぐ読めるようにまとめていますので、ぜひ最後までおつき合いください。
一石二鳥
目次
意味
一回行動を起こすことで、同時にふたつの利益や成果を得られること。
鳥を打ち落とそうと、石をひとつ投げたら二羽に当たったことからきている。
使い方
おばあさん
やらなきゃいけないことがたまっているんだけど、寒いから出かけたくなくってね。
OLさん
どんなご用ですか?
おばあさん
銀行に寄って、スーパーで食料品も買いたいんだけど、方向がまったく逆なのよ。
OLさん
だったら、ショッピングモールに行くのはどうですか? 中にATMもありますよ。
OLさん
私が車で送りますよ。
おばあさん
まぁ。それじゃ、一石三鳥ね♪
用例
*毎日道を変えて散歩するのは、健康にいいし、いろいろな発見もあるから一石二鳥ですよ。
*欲をかいて一石二鳥を狙っていると、あとで取り返しのつかないことになるぞ。
引用:高橋書店『ポケット判「四字熟語」辞典』P26
類義語
一挙両得
ひとつの行動によって、一度にふたつの利益を得ること。
一挙両全
両全には、「ふたつとも失わずに全うする」という意味があるので、ひとつのことを行なうと、ふたつのことがうまくいくということ。
対義語
一挙両損
一度にふたつの損をすること。
ふたりの人が、お互いに損をすること。
一挙両失
ひとつのことを起こすことで、ほかのことでも一緒に損害をこうむること。
ひとつの行動で、ほかのことまでもだめになること。
虻蜂取らず
一度にふたつのものを得ようと欲張ったあげく、結局どちらも取り逃がしてしまうこと。
欲張るとかえって失敗することのたとえ。
欲張るとかえって失敗することのたとえ。
二兎を追う者は一兎をも得ず
欲張って、一度にふたつのものを狙うと、結果的にはどちらも手に入れることができなくなるということ。
英文
To kill two birds with one stone.
和訳
石ひとつで二羽の鳥を殺す
kill=殺す/two birds=二羽の鳥/one stone=一つの石
まとめ
「一石二鳥」は、一回行動を起こすことで、同時にふたつの利益や成果を得られることという意味でした。
少ない動きで多くの利益を得ると、とても得した気分になります。
よく考えて動くとその確率も上がりますが、棚から牡丹餅的に、何も考えずに行動したのに、結果として一石二鳥になったときがもっと嬉しいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。