このサイトはアフィリエイト広告を利用しています

二兎を追う者は一兎をも得ずとは?意味・類義語・対義語・英文を解説

二兎を追う者は一兎をも得ず

二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざを聞いたことがありますか?

欲張って一度にふたつのものを狙うと、結果的にどちらも得られないということ
です。

今回はこの言葉について解説したいと思います。

さくっと知りたい方は表を、詳しく知りたい方は記事全文へお進みください。

ホントは全部読んでほしい……

 読み方 二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっとをもえず)
 意 味 欲張って一度にふたつのものを狙うと結果的にどちらも得られないということ
 類義語 虻蜂取らず ほか
 対義語 一石二鳥 ほか
 英 文 If you run after two hares, you will catch neither.

 

目次

二兎を追う者は一兎をも得ずとは

二兎を追う者は一兎をも得ず

意味
欲張って一度にふたつのものを狙うと、結果的にどちらも得られないということ。

もとは、ローマの古いことわざからきている。  

ことり
ことり
私、長いこと生きてきたけど、このことわざを調べ出して、自分が覚えていたのが違っていたことに気づいたの~~~
スイちゃん
スイちゃん
なになに~? 聞いても、ワタシわかんないけど~
ことり
ことり
二兎を追う者は一兎をも得ずの、「を」を抜かして、二兎を追う者は一兎も得ずって言ってたの~~~
スイちゃん
スイちゃん
そのくらい、いいじゃん!!
ことり
ことり
だめだめ。 最初に正しく覚えておかないと、あとからなかなか修正できないんだってばぁ。
南西太平洋軍総司令官「二兎にとを追う者は一兎をも得ずだ。余が意見に従って真一文字に比島ひとうを目指して攻撃したなら、あんなことはなかった。つまらない野心があるから、勢力の出し惜みをしたり、抜駆けの功名こうみょうをたてようとしたりするから、いつも失敗だらけだ。余は切に警告したい」

引用:青空文庫『諜報中継局/海野十三』
おじいさん
おじいさん
まっすぐそこだけ目指して戦力を集めていれば、作戦が成功したかもしれないということじゃな。 だがしかし、それはもっと悲惨な結果につながっていたじゃろう。 どんな場合でも、戦争はしちゃいかんのじゃ。
二兎を追うものは一兎をも得ずの諺の如く沢山の支店を持つ人の例をみましても、多くは不結果に終るようであります。それは多くの支店の中には、必ず赤字のものが出来る、そして好成績の支店の利益を蚕食するか、あるいは本店を傷める結果となって、全体としては結局大したこともないという結論になるのが普通であります。
 
おばあさん
おばあさん
なにごとも、欲張ってはダメね。

類義語

バッドエンド

虻蜂取らず

あれもこれもと欲張りすぎて、結局なにも得られないこと。  

欲は身を失う

欲を出し過ぎると、身を滅ぼしかねないということ。

対義語

良いことが起きる

一石二鳥

ひとつの行動で、ふたつの利益を得ること。  

 

一挙両得

ひとつのことを行うと、ふたつの利益を得られること。

漁夫の利

他人の争いごとに乗じて、なんの苦労もせずに利益を得ること。
双方が争っている隙に、第三者が利益を横取りすること。

英文

二兎を追う者は一兎をも得ず

If you run after two hares, you will catch neither.

和訳 二羽のウサギを追えば、一羽のウサギも捕まえられないだろう。

catch neither=どちらも捕らえられない

この英文では、ウサギのことを「hare」と表現しています。 日本人は、ウサギは「rabbit」と認識している人が多いと思いますが、これは英語圏での品種の違いです。 なんとなく、飼いウサギが「rabbit」、野生のウサギが「hare」と勘違いしてしまいそうですが、野生にも「rabbit」は存在します。 「hare」は完全に野生にしか存在しませんが、「rabbit」は両方にいるので、わかりやすいように次のような言い方の違いがあります。
●野生のラビットであることを強調したい場合⇒a wild rabbit
●ペットのラビットの場合⇒a tame rabbit
さくらちゃん
さくらちゃん
知らなかったわ~~~。 うさぎの種類もだけど、髪の毛の「hair」と聞き間違えそうね。

He who runs after two hares will catch neither.

和訳 二兎を追う者は一兎をも得ず

まとめ

二兎を追う者は一兎をも得ず

いかがでしたでしょうか。
二兎を追う者は一兎をも得ず」とは、欲張って一度にふたつのものを狙うと結果的にどちらも得られないということでした。

やはり、欲張りすぎはいけませんね。
先日、毛糸の詰め放題をしているご婦人を見かけたのですが、横で見守っていた私に「もうこのくらいが限界でしょうね~」と言ってこられたので、「いや~まだまだいけますよ!」と手伝ってあげました。
そのときは、二兎を追う者は一兎をも得ずにならなくて良かったです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次